「オウムと私」

2004年3月6日
昨日やっていたオウムのテレビを観て、

こないだ言いたかったことは、こういう人のことで、
決して一番上だった人間のことじゃない。

と、いうこと。

だけれども、残された人を見てその苦しみが物凄く痛かった。
自由がきかない体になった人を見て、やっぱり怒りを感じる。

自分だったらどうか、自分の大切な人だったらどうか。

色々、忘れていたことがあった。
あの頃の映像を見て、思い出して、恐ろしくて、腹が立って、

私は、大切なことを沢山忘れていたのと知らなかったのとに対して、
恥ずかしくなった。

車両がそのまま保存されてあった。
苦しむ人の手形が、窓ガラスにそのまま残っていた。

いつもと変わらない朝を迎えてその電車にいつもと同じように乗って、

それはパニックだったに違いない。
それは恐怖だったに違いない。
いつもと同じ日常に突然の混乱。

恐怖だ。

              *

取調官が、「心」使っていて、それはとても尊敬できたと言っていた。

林郁夫。
彼の本を読んでみようと、早速注文した。

やっぱり、心なのだよね。
誰かの固まった心を解かすには、他の誰かの地道な働きかけと、心。
沢山の時間を掛けて、関わり続けることを諦めないで、

そんな努力があったから、
一人の人間を「こっちの世界」に引き戻せたのだ。。。
間違っていたと、分からせることが出来た。


              *

次のレポートが心理学で、
本を読んでいて思うけど、もっと社会の色んな機関や組織で
心理職が置かれてもいいんじゃないかと思う。

とても、遅れている。。。そんな気がする。

自分のお金のように勝手にみんなの税金を使う政治家や役人が居なかったら
こんなことすぐ実現できそうなのにな。

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