2月27日の日記

他の人達とは違う視点からものを言っているのを聞いて、
こういう人がいてよかったと思った。

気付いて欲しい、もっと本当は、育ってきた環境とか
与えられるべき時期に与えられなかった愛情とか

兄弟との理不尽な比較とか
小さいことなら幾らでも

そこからいろんな方向へ枝分かれして、向かう道が変わってしまう
起こる出来事と、それらの刺激を受け止める時の心の状態の問題だと思う

どんな些細な出来事も、積み重なれば恐ろしい方向へ向かう可能性がある、そんな気がする

本当はみんな良い子だった、と。

悪意の殺人は際限があるが、善意が歪んで貫かれた信念が招いた殺人には際限が無いと言っていた。
信じるものを間違っただけだ、それだけのこと

それだけ、なんだ
いくら（普通の人が思う）「犠牲」が出ても、その人達は信じていた
それが一番正しいと信じていた

起こしたことが悪いと言って、それは当たり前で、
決して許されるものではない。

だからといってこのまま人を終わらせてしまえば、何も良い方向へ向かっていないのと一緒だ。

何がどこでどう間違ったのか、
心の闇と言われるものを、

本当は孤独で、寂しくて、不安で、焦りで、怒りで、
でも優しさで満たしたくて、

なのにそのやり方が分からなかった

みんな、そうなんじゃないのかな、
間違ってしまうのは。

あの人を信じていた人達は、正しいか間違っているかは問題ではなく信じることで救われていたような気がする

これが、言っていた、「みんな良い子だった」という言葉の意味じゃないだろうかな。。。



歪む心が悪いんじゃない
その人だけがわるいんじゃ、、、

小さい時に、もっと愛が欲しかった
与えられて当然の愛が欲しかった

でも、どこかからやってくる不安の原因がそこにあると分からない
自分と他人への基本的信頼感を形成できずに負の感情を抱いてしまう自分を嫌悪してしまう
そして、間違ったものにすがってしまう

そんな人も、多いんじゃないかなぁ。。。

こんなこと考えてたら、少々変わった性生活なんかがはけ口になっている人なんてかわいいものだと思う

あの、法廷での態度は、誰がどう考えてもおかしい
心が歪んだ道を進んでいるとしか思えない
なのにそのまま死刑で、本当に解決したといえるのだろうか

心の闇というものを明らかにしないで、
どうして終わらせてしまうことが出来るのだろう
本人が間違っていたと自覚しないで、間違っていたという言葉を引き出せないで、
どうして解決したと思えるだろうか